[読書メモ]『利己的な遺伝子』
- 読書
- 2017/07/04 Tue 10:08
pxxv
この本はほぼサイエンス・フィクションのように読んでもらいたい。
pxxvii
異なる3種類の読者すべてにアピールしようとすることは、明らかに危険である。
p222
父親が勤勉かつ忠実に子のめんどうをみるような動物もたくさんいるのは確かである。しかしそのような動物の場合でも、子に対する投資をやや少なめにさせ、別の雌とさらに余分な子どもを作ろうとさせるような進化的圧力が、ある程度雄に作用しているのはふつうとみるべきである。
p225
逆説的に聞こえるかもしれないが、棄てられそうになった雌は、雄に見捨てられる前に、先に雄のほうを見棄ててしまうという対策をとることもできる。[…]ある種の状況下では、雄雌いずれにせよ先に相手を棄てたもののほうが有利なのである。
p250
一般に、雄は雌にくらべて相手かまわずに交尾する傾向が強い。
p261
水平思考(イギリスのデボノが唱えた思考法。自由で多面的に考えをめぐらして手がかりを得ようとする)
p291
人間をめぐる特異性は、「文化」という一つのことばにほぼ要約できる。
【誤植】
p225
誤:雄に見捨てられる前に
正:雄に見棄てられる前に