[読書メモ]『マスペディア1000』
- 読書
- 2017/05/09 Tue 07:16
p22
計算のスピードを上げるためのトレーニングをするなら、まず取り組むべき課題の1つが、小さいほうから 32 個までの整数の平方数を頭に入れることだ。
p25
N と Q は、簡潔で扱いやすいように思えるのだが、じつのところかなり謎が多く、研究するのは難儀である。[…]C は遠くから眺めているとややこしく見えるものだが、勇気を持って近づいてみれば、思いのほか簡潔であり、それでいて強力であることがわかる。
p26
ゼロは無を象徴する何らかの存在であるという考えに至るためには、想像力をたくましくする必要があったのだ。
p51
およそどんなものを数えるにしても、累乗さえあれば大丈夫だ。宇宙にある原子の数はおよそ 10^80 個であり、考えられるチェスのゲームの数は 10^123 ほどと見積もられる。
p52
アマチュア数学愛好家
p121
ピタゴラスの定理は、すべての数学の定理のなかで最も数多くの証明が存在するものかもしれない。/エリシャ・ルーミスは、1907 年に刊行した、『Pythagorean Proposition』(ピタゴラスの命題)に、367 通りの証明を集めている。
p393
いったんしたがうべき手順がわかれば、その問題はもう自動操縦で解けるのだ。
p394
理論上、アルファベットと状態を適切に選択することで、チューリングマシンは、現在の機械にできることなら何でもできる。
p425
数学はコンピューター、そして後にインターネットの発展においてその基礎となった。引き換えに、そういった発明品によって、数学の研究や応用方法は根本から変わっていった。
p436
エルデシュは果てしなく旅を続けながら暮らし、500 人を超える人たちと共著論文を執筆した。
p447
情報理論こそ、インターネット時代の礎石である。
p482
ETAOIN SHRDLU という文字列は、頻度の順で多い方から 12 番目までを列挙したものだ。
p486
公開鍵暗号は現代のインターネットセキュリティの屋台骨をなしている。
p570
現在のところ数独の答が一意に決まるような最も少ない鍵の個数として知られているのは 17 で、これが考え得る最も小さな数ではないかと推測されている。