[映画][レビュー] “Children of Men”

『サピエンス全史』の中で幸福の薬についての話があったが、その真逆の世界を描いた『トゥモロー・ワールド』を思い出したので、久しぶりに観返してみた。この映画の公開当時学生だった私は TOHO シネマズ梅田で鑑賞した記憶がある。

Children of Men (2006) – IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0206634/

いやーな話だよ!

ディストピアについての物語なので当然なんだけど。2027 年が舞台だから、あと 10 年でこういう世界がやってくると考えるとぞっとする。移民が増え続けるイギリスの現状からすると、この映画は現実的な恐怖なのだろう。

ショッキングなシーンが多い。展開上何が起こるのかも予想できないし。私が映画館で観たときは相当衝撃を受けたと思う。

そういう絶望の中で、本作は<キリストの誕生>のメタファーになっているのは明らかだ。子どもを見たとき十字架を切る人もいた。手を差し伸べる人もいた。主人公が “Oh, Jesus.” と言ったのも偶然ではないと思う。

評価:5/5

関連するかもしれない記事:

[映画] The Equalizer 2

The Equalizer 2 (2018) - IMDb
https://www.imdb.com/title/tt3766354/

公開時に映画館で観ている。

続きを読む

[読書メモ][Kindle]『人生計画の立て方』

Location: 157
むしろ自由性を確保するための計画性であるとさえいえるのである。/すなわち、人生計画は決して人生の自由を束縛するものではなく、かえってその拡大充実をはかる自由の使徒だといっても誇張ではない。

続きを読む

[読書メモ]『保育園に通えない子どもたち』(可知悠子)

p14
子育てはたとえ幸せに満ち溢れていても、大変なのがデフォルトです。

続きを読む