[読書メモ]『サピエンス全史(上)』
- 読書
- 2017/04/30 Sun 07:02
p21
ホモ・サピエンスでは、脳は体重の2〜3パーセントを占めるだけだが、持ち主がじっとしているときには、身体の消費エネルギーの 25 パーセントを使う。
p38
人類のコミュニケーションの大多数は、電子メール、電話、新聞記事のいずれの形にせよ、噂話だ。
p63
身の回りにどれほど物があふれているか、私たちは普段気にも留めないが、引っ越しするときになってようやくそれを思い知らされる。
p117
歴史の数少ない鉄則の一つに、贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる、というものがある。
p146
キリスト教や民主主義、資本主義といった想像上の秩序の存在を人々に信じさせるにはどうしたらいいのか? まず、その秩序が想像上のものだとは、けっして認めてはならない。
p149
人々が、ごく個人的な欲望と思っているものさえ、たいていは想像上の秩序によってプログラムされている。
p149
今日の人々が外国での休暇にたっぷりお金を注ぎ込むのは、ロマン主義的消費主義の神話を心の底から信奉しているからだ。
p150
どのテレビのコマーシャルも、何らかの製品あるいはサービスを消費すれば人生が良くなるという、小さな神話なのだ。
p215
最強の征服者、貨幣
p220
貨幣というのは硬貨や紙幣とはかぎらない。
p221
硬貨と紙幣は貨幣の形態としては少数派だ。