[読書メモ][Kindle]『量子コンピューターが本当にすごい』

ほぼ全ての情報は、今や電子化されている。(Loc 110)

ようするに具体的なモノであるミカンやリンゴではなく、その「数や記号」に問題を抽象化することができるか否かが、算数や数学のお勉強には、大切なわけだ。(Loc 268)

そうした「具体的なものを抽象的に操作すること」が「計算」なのである。(Loc 271)

アジアの多くの国では、理数系の専門教育に、英語の教科書を使っているらしい。日本のように、母国語で科学や技術の専門書が数多く出版されるのは、珍しいことなのだそうだ(当たり前のことやと思うねんけどね)。(Loc 384)

バベッジの階差機関プロジェクトにも、英国政府から、10年以上かけて当時の金額で1万7000ポンドが出資されていた(科学技術開発における世界初の国家プロジェクトやで!)。(Loc 727)

チューリングの、コンピューター開発史における最大の功績は「コンピューターが計算するということは、どういうことなのか?」「コンピューターにできる計算とは何か?」ということを明らかにしたことだろう(これ、計算可能性ていうねん)。(Loc 934)

どんな世界でもそうだが、一度「アカンなぁ……」から「イケるで!」にブレークスルーすれば、次々と新しい世界が開けるものだ。(Loc 2628)

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また、勧める側の言葉には、半信半疑でも、中立的な立場の人の意見には、耳を傾けてしまうという死角をついた技法でもある。/カウンセリングなどでも、それが効力を発揮するためには、中立性が重視される。熱が入り過ぎて一つの立場に偏り、本人を説得しようとすると、かえって本人は抵抗したり、引いてしまう。善意の存在ではあるが、意思決定や利害に関しては、あくまで中立的な立場をとった方が、その言葉は説得力を持つのである。(Loc 458)

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