気管支炎になってここ1週間ぐらいダウンしている。ぼんやりゴロゴロするのは好きじゃないので、デジタルコンテンツを一生懸命消費している。その一つが、グラナダ版ホームズのブルーレイの鑑賞である。

これは去年の年末に購入していた。こういうブルーレイは今買わないと、絶版後は中古市場に高額で出回ることになる。キテレツ大百科の DVD だって現在中古市場で 20 万円出さないと手に入らないようになっているんですよ!!!

そんなわけで今回一気に最後まで観た。

私がシャーロック・ホームズのファンになったきっかけが、中学生の頃このグラナダ版ホームズを NHK で観たからである(このドラマでホームズ・ファンになったという人は多い)。グラナダというのはイギリスの放送局の名前(グラナダ TV)だ。

シャーロック・ホームズの冒険 (テレビドラマ) – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/シャーロック・ホームズの冒険_(テレビドラマ)

ティーネイジャーの私にとってドラマでホームズはすごくかっこよかった。知的で、次々と難事件を解決するホームズにしびれた。ホームズの関連本はそれこそ読みあさったし、これをきっかけにイギリスが好きになり(イギリス関係の本も相当読んだ)、大学生の頃イギリスへ留学したり、新婚旅行でイギリスへ行ったりしている。ある意味「私の人生を狂わせたドラマ」なのだ。

ロバート・ダウニー・Jr のホームズも、BBC のシャーロックも大好き。だけど、私のアイデンティティーの原点とも言えるのがこのグラナダ版ホームズなのだ。

とはいっても、実は全部通しでシリーズを観たのは今回初めてだったりする。ブルーレイなので英語音声、英語字幕で観た。テレビで観たときよりもデジタル処理で明らかに映像が綺麗になっているのにも驚いた。

小説で読むと一番好きなホームズは「赤髪連盟」なんだけど、ドラマ版で一番好きなのは「最後の事件」「空き家の冒険」かな。ホームズ物語は重く残酷な話が多いけど、基本的に明るく楽しい話が好きだし、ドキドキワクワクしたい。「赤髪連盟」はチャーミングな話だし、「最後の事件」と「空き家の冒険」はドキドキワクワクだよね。

最後のディスク 11 とディスク 12 だけ他とアスペクト比が違っていて変だなと思っていたら、以下のページを読んで、複数のフィルム規格で撮影されたためだと分かったりした。

シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX を購入しました – Mrs. hudson’s Diary – シャーロック・ホームズ in MB-Support
http://mbsupport.dip.jp/221b/diary/2012/2012122401.htm

もう一つ気になったのが、英語字幕がいい加減すぎること。間違いが多いし、おそらく聞き取れなかったんだろうけど「…」となっていたところまであった。。。

私は基本的に映画のブルーレイを買っても特典映像は観ない。なぜかというと裏話とかを聞いても白けるだけだから。だけど、このブルーレイに限っては日本のいろいろなシャーロッキアン(=ホームズ・ファン)のインタビューがあったりなかなか面白かった。

まあ、正直陰気な話が多いので、気管支炎で体調が悪いときに観るドラマではなかった気がする。それでも、またホームズ好きが再熱してきたので、しばらくマイブームになりそう!