[読書メモ][Kindle]『パラダイス山元の飛行機の乗り方』
- 読書
- 2017/03/24 Fri 07:30
1年間、ほぼ機内食だけで生活してみたこともありました。(Loc 12)
マイルを貯めるためだけに飛行機に乗っている人は、もう少しアタマを働かせ、よく考えて乗った方がいいと思います。時間もお金も労力も相当つぎ込んでいるでしょうから、トータルで考えると損をしているはずです。/手段が目的化してしまった時点で、マイラー、修行僧と呼ばれる類いからきっぱり足を洗いました。(Loc 17)
何日間もかけて移動しようと、また日帰りであっても、「純粋な移動」と「旅」は分けられて然るべきです。/「今回の出張では、旅を楽しむ余裕がほとんどなかったよ」などと耳にすることがありますが、旅の概念を無理やり出張にあてはめようと考えること自体おかしいわけです。(Loc 87)
遠くへ移動したからといって、いちいち旅情を感じたり、なにかその土地のものを味わったりしなければいけないという呪縛から解放されると、途端に移動そのものが大変ラクに感じ、「純粋な飛行機の移動」に集中することができます。(Loc 91)
旅におみやげはつきものですが、単なる移動におみやげは必須ではありません。「(Loc 96)
紙媒体で、最後に残っていいものは時刻表と、クリスマスカードだと信じている私です。(Loc 124)
食事が終わって、食器が下げられた直後のトイレ争奪戦は、熾烈です。イイ大人が、どうして食事の前に、済ませておけないのですかね。トイレ付近で常時渋滞ができてしまう通路側の席というのには、あまり座りたくないものです。(Loc 266)
趣味の分野は多様化しています。(Loc 288)
悔やんでも悔やみきれない、あとのフェスティバルでした。(Loc 349)
絶対に取得しておくべきだなどと私は申しませんが、そっと背中を押して差し上げましょう。(Loc 385)
北極に一番近い世界最大の島、グリーンランド(デンマーク領)には、永遠の命を持つ長老サンタクロースが今も住んでいると言われています。(Loc 415)
触手が伸びないものに無理して手を伸ばすと、ロクなことが起きないというのは、半世紀生きてきてあれこれ実証済みですので、(Loc 451)
せっかく手ぶらで来たからには手ぶらで帰るべきです。(Loc 540)
トイレに入ったまま搭乗客が出てこないと、キャビンアテンダントさんが慌て始めます。入りっぱなしのままだと、着陸することもできなくなってしまうからです。過去に、トイレから出てこないため上空待機になった経験があります。(Loc 610)
トイレ近くの通路側は、いつでも行列になってしまうので、基本的に選びません。(Loc 667)
他人に自分の価値観を無理やり押しつけたり、説教しているような人は、すべからく私にとってはごめんなさいな人です。(Loc 845)
カッコわるい、ダサいと感じるものを、無理に好きであり続けられるはずがありません。(Loc 887)
アトラクションだと楽しむ余裕が生まれるまでには、搭乗回数と経験を積まなければいけません。(Loc 1050)
モバイル広告ではほとんど効果が得られない、大きめのフォントの紙媒体じゃないと申し込めない、ネット予約とかやったこともない、パンフレットを家でじっくり眺めて電話をかけて申し込むのが大好きな世代がターゲットです。(Loc 1120)
みんなと同じタイミングで着陸するというのに、しかも座席はあらかじめ指定されているというのに、何をそんなに人より先に急いで乗りこむ必要があるのでしょうと。(Loc 1137)
アメリカ連邦航空局(FAA)の安全基準では、航空機を製造する際「全非常口の半分以下を使って全乗員と全乗客が、90秒以内に脱出できる構造にする」とあります。(Loc 1163)
言い換えると、ほんの少しの出火であっても、90秒で機体全体に火が回ってしまう可能性があるということになります。(Loc 1166)
子どもがちょっと泣き叫んだりしたくらいで、何かと目立って、おおごとになってしまうことが増えてきている気がします。そして、そんなことにも寛容になれない大人のなんと多いことでしょう。(Loc 1192)
それでも、公認サンタクロースの標準体重を維持するためには食べ続けなければなりません。(Loc 1569)
ファーストクラスを担当するキャビンアテンダントさんに、若くてピチピチという方は残念ながら存在しません。キャリアうん10年の大ベテランから、最低でも10年選手のファーストクラスを担当できる社内資格を持った顔ぶれで構成されています。(Loc 1592)
見てくれがこちらの趣味に著しく反していても、逆にちょっとうれしくなって親近感を覚えてしまったりするということもあります。(Loc 1596)
奇跡的に復路の「石垣-羽田」のプレミアムクラスを手にすることができました。私の普段の行いがいかに優れているかどうかは関係なく、たまたま1席空いていただけだと思います。(Loc 1681)
怒りを通り越すほど異質な乗客の異常行動も、横目でなんとか生あたたかく見守れるまでに自分は成長しました。「ありがとう、飛行機」と言いたいくらいです。(Loc 1707)
塗装コストも、そのメンテナンスも間違いなく多くかかるカラーリングをなぜ採用しているのか、明大前駅のホームにいた駅員さんに質問してみたところ「お客さんが車内に忘れ物をした時、何色の電車に乗っていたという記憶から、見つかる確率が高いんですよ」と言う。(Loc 1752)
できるサラリーマンは違うんです。あっ、とっくに……というか23年前にサラリーマン辞めていました。(Loc 1844)
風船割りゲームのような緊張感、気圧差による脳内の活性化で、飛行機の機内で仕事をすると俄然はかどってしまう私です。(Loc 1864)
キャビンアテンダントさんは、イレギュラーが起きると決まって冷静になります。そういうふうに訓練されていますから。(Loc 1897)
飛行機事故で命を落とす覚悟は、実はできています。病気で長いこと苦しんで死ぬよりは、好きな飛行機で一瞬で逝った方がラクなのでは、とか。(Loc 1910)