読書好きの抱える問題の一つが本の置き場である。狭い賃貸マンションに住んでいるなら、あっという間に置き場がなくなる。

本の保管を代行してくれるサービスもある。ブック・キープ・サービスや minikura などは、本を預けることができ、しかも1冊単位で取り出しができる。

ブック・キープ・サービス Book Keep Service – 東京書庫株式会社
http://www.tokyo-shoko.com/bks.html

箱で預ける自分の倉庫。minikura
https://minikura.com/

両者とも私は利用していた。しかし、どちらのサービスも本の扱いが雑なんだよ。本は宝である。雑に扱われるなら、預けるわけにはいかない。

実家に置くのも手だが、親に気軽に送ってもらうのは難しいこともある。

そこで解決策が、書籍の電子書籍化サービスだ。いわゆる自炊代行サービスだ。書籍を裁断してスキャンし、データ化するのは、自分でやるには限界がある。それを代行してくれるサービスだ。いろいろ試した結果 BOOKSCAN に落ち着いた。

BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス – 大和印刷
https://www.bookscan.co.jp/

これを使い、自分の持っている本のほとんどを電子書籍化した。これまで 1000 冊を超える本を PDF にしている。それがすべてパソコンの中に入っており、簡単に検索でき、iPad に入れて持ち運びできるわけだ。Kindle と並ぶ読書革命だと私は思う。

私は BOOKSCAN の有料会員であり、有料会員だと電子化作業を通常会員よりも優先的に行ってもらえたり、さまざまな付帯サービスが利用できる。有料会員はプレミアム会員とプレミアム会員ライトに分かれており、後者は利用料が安くなる分、月に電子化してもらえる書籍の数が 10 冊になる(プレミアム会員は 50 冊)。私は以前はプレミアム会員だったが、現在はプレミアム会員ライトだ。

しかしここで一旦プレミアム会員ライトをやめることにした。

まず、手元の本をほとんど電子化してしまったから。最近は BOOKSCAN で電子化するために、どんどん本を買って読もうとしていたが、BOOKSCAN を無理して使っている感じがしてそういうモチベーションは良くないと思うようになった。

それに最近は Kindle で買える本のバリエーションが増えた。Kindle で買って読む機会がどんどん増えているんだよ。Kindle Unlimited に入っていることだし。

そしてまた、本を自宅に置いて見えるようにしておくことは、自分にとって、そして家族にとっていい影響を与えると思うので、狭い家だけどしばらく本を置くことにしようと思う。