[読書メモ]『観客へのアプローチ』

p13
ここでは、自分の体を心地よく椅子にゆだねながらスクリーンに集中することができる。むろん、小さな映画館で身を寄せ合うようにして観る映画もまた格別なのだが。こうした館内の様々な要素も観客のあり方に関わるものとして議論されている。

p61
そもそも映画に 3D が必要だという認識が共有されたのかどうか、という根本的な問題も検討を要するだろう。

p74
映画に「第三次元的立体表現」は必要ない。なぜなら、観客はすでに二次元的画面に三次元を見てきたからである。

p74
3-D なんか意味がないヨ。眼鏡がいるようなものは永つづきせんネ。お客にものを投げつけて、何になる。水をぶっかけたって、火を吹きかけたって、いつまでもつづくもんじゃない。立体感というものは、頭から生まれるものなんだ。私は映画を見はじめたときから三次元で見ている。われわれが必要とするものはハバだヨ! 広さなんだ!

p182
映画が「社会教育」の有効な手段と考えられた第二の理由は、それが他の既存のメディアと違って知識から感情、身体感覚に至るまで人に全面的に影響を及ぼすと考えられたからである。

p260
カルチュラル・スタディーズの際だった特徴の一つは、それが意味の生産に重きを置いているという点にある。

p379
録音された活弁と生身の活弁は似て非なるものであることも忘れてはならない。

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