[読書メモ]『LIFE SHIFT』
- 読書
- 2017/01/25 Wed 10:34
p5
過去に機能した思考様式が未来も機能するとは限らない。
p7
いま 30 歳未満の人には、すぐに給料のいい職に就こうとばかり考えないようアドバイスしたい。
p27
人生で多くの移行を経験し、多くのステージを生きる時代には、投資を怠ってはならない。
p28
人生が短かった頃は、余暇はもっぱらリラックスするために用いるのが利にかなっていたが、人生が長くなれば、余暇は、新しいステージに向けて自分を再創造するための投資の時間にもなる。
p29
人生が長くなり、人々が人生で多くの変化を経験し、多くの選択をおこなようになれば、選択肢をもっておくことの価値が大きくなる。
p42
世界1位の国の平均寿命(「ベストプラクティス平均寿命」と呼ばれる)
p99
高度な創造性を備えた集積地の核を成すのは、多くの場合、世界レベルの大学だ。
p100
大都市は、まだ結婚していない人にとっても魅力が大きい。
p112
ロボットに雇用が奪われることを心配するより、ロボットが労働力人口の縮小を補い、経済生産と生産性と生活水準を保ってくれることを歓迎すべきだろう。
p135
経験学習の価値が高まるのは、一つには、インターネットとオンライン学習が発達して、単純な知識なら誰でも簡単に獲得できるようになるからだ。知識の量ではライバルと差がつかず、その知識をどう使ってどういう体験をしたかで差がつく時代になるのだ。
p158
人類学者が使う用語に、「リミナリティ」という言葉がある。以前の立場を失い、しかしまだ新しい立場に移行していないという宙ぶらりんな段階の曖昧さや不確かさを表現する言葉だ。
p164
視点が変わるきっかけになるのは、それまでよりも広く多様性に富んだ人的ネットワークに触れることだ。
p164
新しい人的ネットワークを築けば、古い友だちの一部と疎遠になることは避けられない。
pp165-166
意外なことに、人々は新しい職に関する情報を親しい友だちから聞くことはあまりない。そのような有益な情報は、たいていは友人の友人など、それほど緊密な関係にない知人から寄せられる。
p167
「ルーチン・バスティング」(=型にはまった行動の打破)
p192
余暇時間の一部を、レクリエーション(=娯楽)ではなくリ・クリエション(=再創造)のために使う
p213
企業の「階段」を上るだけでなく、下る決断をくだす人がどんどん増えていくだろう。
p215
このシナリオで見落としてはならない重要な要素の一つは、アイデンティティだ。人生で多くのステージと多くのキャリアを経験するようになれば、そのすべてを貫く一本の柱をいっそうしっかりもつ必要が出てくる。そのような柱があってこそ、人生のシナリオが真の意味で自分のものになるのだ。
p222
実験の活性化と人生のステージを経験する順序の多様化に突き動かされて、「エイジ(=年齢)」と「ステージ」が一致する時代が終わりを告げる。
p280
ゾウとゾウ使いが同じ方向に進みたいと思っている場合はいいが、両者の願望が食い違えば、結局ゾウの主張が通る。
p288
高齢の親が多くの資産をもっている場合は、親子が接触する機会がずっと多くなる傾向が見られるのだ。
p298
代替効果の考え方によれば、賃金が上昇すると、余暇の(言い換えれば、働かないことの)コストが高まるとされる。
p362
ものごとに習熟するうえでカギを握るのは、自己効力感(自分ならできる、という認識)と、自己主体感(みずから取り組む、という認識)だ。
p367
デジタル・テクノロジーは、100 年ライフを通して学習し続けるための頼もしい手段になる。
p395
高齢の有権者のこえばかりが政治に届くようだと、全世代のための改革は遅々として進まず、おそらく不十分なものにとどまるだろう。
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