前回の感想をブログに書いた際に「シーズン4」と書いていたけど、イギリスではドラマのシーズンのことを Series(シリーズ)と言う。BBC の公式サイトでもそうなっている。Season(シーズン)という言い方はアメリカ式だ。『「今」こそ見るべき海外ドラマ』(池田 敏、講談社、2016:p202) にも書いてあるよ。

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今回は BBC iPlayer でのダウンロード時に 16 歳以上であることの確認ダイアログが出た。ドラマの冒頭でも字幕で “This programme contains some scenes which some viewers may find upsetting.”(この番組は一部のシーンで気分を害する可能性があります)と書かれていた。確かに今回はドラッグ描写などがあったしね。

原作を読んでいる人はタイトルを見た時点で “The Dying Detective”(瀕死の探偵事件)と掛けていると気付いて、展開が読めてしまうけど、それでも十分楽しめる。

先週の第1話同様にロンドンを歩き回るシーンがあって、イギリス好きにはたまらなかった。

そしてストーリーも前作に続き、キャラクターの心情を掘り下げていてぐっと重みを増しているのが良かった。

裏の裏の裏をかく展開にもビックリ。エンディングも「えええーーー!!!」って感じで終わるしね。

楽しくて、こわくて、わくわくして、満載のドラマであることを再確認。本シリーズで今まで以上に Sherlock が好きになった気がする!